楽天モバイルは大手キャリアの中でもダントツに維持費が安い携帯電話会社です。
通話料は基本無料の上、データ通信も1GB以下なら月額ゼロ円です。
ただ、うまく利用しないと無料にならなかったり、そもそも電波が弱かったりと弱点も多いのも事実です。
そんな楽天モバイルを安く、ストレスなく使うための手段をまとめました。
長文になるので気になる部分は目次から直接飛んでみてください!
楽天モバイルは維持費も端末も安い!
楽天モバイルの魅力は何といってもその安さです。
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアや、格安スマホに対抗すべく2つの観点から安さを追求しています。
それはスマホの維持費(月額利用料)と、端末代金です。
昔、ドコモに入っていた時の月額利用料は大体1万円前後でした。
大手ならではの品質と手厚いサポートは魅力的でしたが、もうちょっとこの固定費をどうにかしたい。
そう思っていきついたのが楽天モバイルです。
楽天モバイルにしたら月額0円。ほかの大手キャリアと比較すると大体年間12万円の節約になります。
ちょうど新作のiPhoneを一括で買えるくらい節約できますよね。
1年間だけでも楽天モバイルにすればハイエンドモデルのスマホも買えてしまうのです。
では実際問題、どういう料金形態なのか詳しく見てみましょう!
月額の使用量は最低0円、最大でも2980円で済む
楽天モバイルの料金はシンプルで、1回線目だと下記の料金になります。
最低金額が0円ってびっくりですよね。
最大で使っても2980円。
実際に使ってみて0円になるか?を検証してみました。結果は電話アプリの使用を間違ったので88円だけ請求が来ました。
その時のことを詳しく別記事に記載したのでご確認ください。
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あわせて読みたい料金は0円!?楽天モバイルの料金はいくらになるか実体験レビュー!
続きを見る
通話料も基本タダ!でも3つのコツを押さえておく必要あり
楽天モバイルは通話料は基本無料です。
なので、データ通信料を抑えていれば基本的には0円でスマホが持ててしまうのです。
ただし3つのコツがあるので、それを意識しておきましょう!
3つのコツ
- 特定の電話番号は有料になる(ナビダイヤルなど)
- デフォルトの電話アプリを使用すると有料になる
- WEB等の電話番号を押すとデフォルト電話アプリで電話をかけてしまい、有料になる
つまり、通常では通話する際にデフォルトの通話アプリを使用せず、楽天LINKというアプリで電話をすれば問題ありません。
実際に間違ってデフォルトの電話アプリを使ったため、初月は88円だけ請求されてしまいました。
そのあとは設定等を見直してずっと0円になっています。
なお、iPhoneだとIOS15以降、プライベートリレー設定をしてしまうと有料になってしまうというケースが出ています。
プライベートリレー とは「iCloud+」のプライバシー保護機能でIPアドレスとかを秘匿しながらWEB閲覧ができる機能のことです。
大変魅力的な機能なのですが、このプライベートリレーをONにすると各キャリアでも不具合が出ている状況です。
定額プランが機能しないなどの致命的な不具合があるので、こちらはしばらくOFFにしておいたほうが良いですね。
参考:(ご注意ください)iOS 15以降でプライベートリレーをご利用のお客様へ | 料金・サービスのお知らせ | 楽天モバイル (rakuten.co.jp)
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あわせて読みたい楽天モバイルで通話料金が無料にならない3つの条件
続きを見る
スマホ(端末)が安くて、楽天ポイントが大量ゲットできる
新しく端末を買おうとしてもスマホ自体が結構高く、気軽に機種変更もできないですよね。
ただ、楽天モバイルでは3つの点でスマホが安く手に入るんです。
楽天モバイルのお得ポイント
- ・楽天オリジナルスマホのコスパがいい
- ・iPhoneが最安値で購入できる
- ・楽天ポイントが大量にゲットできる
・楽天オリジナルのスマホのコスパがいい
楽天モバイルからオリジナルブランド「楽天Hand」という端末が出ています。
実際に使ってみましたが端末代が3万ていどなのに、ネット、通話、ゲームも普通にできるスマホです。
そこそこの性能でいい、っていう方にはぴったりの端末です。
・iPhoneが最安値で購入できる
iPhoneの値段ですが、最安値で購入できます。
しかも特別なプランに入ることもなし。分割払いも最大48回までできます。
しかも最新機種の在庫もアップル公式よりあるので、入手もしやすいのが特徴。
ただし、発売日当時に来ないトラブルなども発生したり申し込んでから少し経たないと手元に届かないという事例も発生しました。
実際、最新のiPhone13を購入したら5日後に手元に届きました。
早く手元にほしい!って方は実店舗での購入やアップル公式サイトからの購入が良いですが、
ちょっとくらい待てる方は楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルは電波だけがデメリット。対策すれば快適に使える
楽天モバイルの唯一の弱点、それが電波の強度です。
実際に使ってみると建物の中だと電波が届かないことが多々あります。
コンビニ等でも場所によっては声が途切れて聞こえたりします。
これが原因で楽天モバイルから他社に乗り換え検討する方もいると思いますが、ちょっとだけ待ってください。
2点、対策できることがあります。せっかくなら月額0円で済ませたいですよね。
補足:
電波問題ですが原因はプラチナバンドという電波帯を使えないためです。
ドコモ、au、ソフトバンクだけで占有してしまっているので楽天モバイルが使えない状況。
楽天モバイルも設備拡大で対応していますが、このプラチナバンドが今後使えるようになるのかが大きな焦点です。
楽天携帯、なりふり構わぬ「プラチナバンド」要求に4つの関門 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
自宅は楽天CASAを導入すれば快適に使える
自宅の場合は小型基地局である楽天CASAを導入してみましょう。
IPV6が使えるネット回線でないと行けないなどの縛りがありますが、使えるのであれば自宅での電波問題は解決します。
参考:Rakuten Casa(楽天カーサ) | 通信・エリア | 楽天モバイル
設置自体はとても簡単で、家のネット回線に楽天CASAをつなげるだけ。
ただ、状況によってはなかなか繋がらないこともあります。実際になかなか楽天CASAがつながらなくて試行錯誤しました。
結論から言うとIPV6にして楽天CASAを定期的に再起動する。これでつながりました。
下記に詳しく書いてあるので参考にしてください。
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あわせて読みたい【初期設定】楽天 Casa が繋がらない時の対処方法!
続きを見る
楽天モバイルは電波が圏外でもWIFIで電話ができる
実は楽天モバイルではWIFIがあれば電話の発信、受信ができます。
※iPhoneは発信のみ。IOSのバージョンアップに伴い受信ができなくなりました。
そのため、電波が届かなくても電話ができちゃうんです。
実際にやってみました。詳しくは下記記事をご確認ください。
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あわせて読みたい楽天モバイルで電波が入らないときの対処法!WIFIがあれば通話ができます。
続きを見る
なお、電波が悪くてWIFIが入っている状態だと電波⇔WIFIと回線が切り替わるようで音声品質が悪くなります。
電波が悪い場合は思い切って機内モードにしてしまい、電波を遮断した方が安定します。
維持費はかかるがデュアルシムを使えばもっと快適になる
楽天モバイルの特徴は下記3つです。
楽天モバイルの特徴
- 月額1GBまでは無料。それ以降は980円~。
- 通話料は基本無料。
- WIFIがあれば電波が悪くても電話ができる
つまり、データ通信が楽天モバイルを使う上での肝になってきます。
データ通信さえうまく使えば月額利用料も抑えつつ、通話もできるようになります。
もっとネットしたいし、通話もしたい。
そういった場合はデュアルシムを検討しましょう。
デュアルシム とはスマホ1台で2つのSIMを使うことです。
たとえるならドコモと楽天モバイルのスマホ2台持ち、って感じですね。それが1つのスマホでできちゃうんです。
格安SIMを導入すれば月1000円以内で快適にスマホを使えるようになります。
楽天モバイルと相性がいい格安SIM 3選!
デュアルシム用のSIMについて、楽天モバイルをメイン回線とした場合にお勧めする格安SIMがいくつかあります。
あなたの状況にあった格安SIMをデュアルシムにしてみましょう!
■おすすめ格安SIM一覧表
LINEをよく使うならLINMOがおすすめ
LINEをよく使うのであればLINMOがおすすめです。
LINEの通話機能を使う人も結構いると思います。
その場合、LINMOであればデータ容量を気にせず使用可能。
もしギガを使い切ってもLINEだけはメッセージも音声通話も速度は遅くなりません。
回線はソフトバンク回線なのでどこでもつながります。
楽天モバイルの電波が悪い場合やデータ容量を気にする場合は、LINEで代用する使い方がお勧めです!
サブの電話番号を持つならPOVO2が安い
サブの電話番号を持つのなら月額利用料0円+トッピングで料金が決まるPOVO2がおすすめです。
月額利用料0円で、データ通信を使いたい時だけトッピングという形で買います。
ただし、180日以内に660円以上の課金が必要になります。これに満たないと解約対象になります。
回線はauを使用しています。
データ通信はあまりしないけど、いざという時サブ回線で電話の受信、発信がしたい!というかたにお勧めします。
ちょっとだけデータ容量が欲しい場合はIIJmio
電話回線はほしくないけど、データ通信だけちょっとだけしたい。という方にはIIJmioがおすすめです。
楽天モバイルを使用していて1G以上使う場合は980円になってしまいますが、IIJmioを使えば600円で4GB使えます。
楽天モバイルだけで1GB以上使うより300円以上もお得なんです。
楽天モバイルだと電波が悪くて通信ができない場合でも、IIJmioのドコモ回線を使えば快適にネットが使えます。
最近はpaypayなどの電子マネー決済も多くなってきているので違った回線が使えるのはとても助かりますね。
まとめ:ちょっとしたコツで楽天モバイルは”使える”ようになる!
楽天モバイルはちょっとしたコツや工夫をしていけば維持費をとっても押させて運用できます。
基本は0円で運用して、状況に合わせて電波対策をしていく形です。
また、デュアルSIMの運用も検討すると電波対策が盤石になりますね。
昨今、各キャリアで大規模障害が起きてしまい特定のキャリアだけ数時間使えないという事象も増えてきています。
こういう不測の事態を避けるためにも複数のSIMを持っておきましょう!