2021/3/12、楽天は2400億円を調達すると発表。楽天モバイルの事業にあてると発表しました。
その内容を詳しく紹介します。
①日本郵政から1500億円調達
2400億の調達先ですが、下記3社です。
日本郵政から1500億、テンセントが約657億円、ウォルマートが約166億円。
ここで注目なのが1500億もの資金を出資する日本郵政です。
金額も大きいことながら、物流や実店舗を多く持つ日本郵政との提携強化は大きなシナジー効果が期待されます。
具体的な内容は現在検討中とのことですが、楽天モバイルとして2つの大きな利点があげられます
・郵便局に携帯基地局を設置
携帯電話の電波をキャッチする基地局を500局以上に設置します。
つまり郵便局の周辺では楽天モバイルの電波・通信が良くなります。
楽天モバイルは自前の通信エリアが少ない状態ですがそれの改善につながりそうです。
すでに400局以上設置されており、今後も続々と増える予定です。
5Gの基地局も強化する予定なので、これにも期待が高まりますね。
・郵便局に申し込みカウンター設置&販促活動
郵便局内に楽天モバイルの申し込みスペースを設置します。
また、楽天モバイルの販促も日本郵政でできることになります。
つまり全国2万4000店舗ある郵便局が楽天モバイルの実店舗になる可能性が秘めてます。
簡易的なものになると思いますがそれでも実店舗で販促できるのは大きな利点です。
もともと楽天モバイルでは約200店舗の実店舗がありますが、それが一気に100倍以上に増えることになります。
身近なところで携帯端末の実機を選べたり、プランについて相談できれば大変便利ですね。
郵便局員の方にも楽天モバイルのチラシ等を投函してもらったりもできそうです。
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②ネットとリアルの融合が加速する
楽天市場をはじめネットビジネスに強い楽天グループと郵便などの物流や実店舗が多い日本郵政。
ほしい時にほしい物をほしい場所で受け取れる。そんな未来が来るの間近ではないでしょうか。
詳しいサービス内容は発表されてませんが、以下のようなことが考えれれます。
・楽天市場で買った商品がすぐ手元に届くようになる
・フリマアプリのラクマの送料が安くなる
・地方でも手軽にネットショッピングで買ったものが届くようになる
・全世帯へのアプローチがネットでもリアルでもできるようになる
ほかに出資しているテンセントはSNSやゲーム事業、ウォルマートは世界最大級の小売り会社。
こういった背景の企業の協力のもとネットとリアルが融合していきます。
③郵便局がもっと便利になる
楽天側も日本郵政側に人を送り、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していきます。
つまり、デジタル技術やデータを活用して日本郵政の業務形態も変革していき、サービスの提供方法も変えていくことになります。
身近な郵便局も変わっていくことになりますね。
まとめ
日本郵政と楽天モバイルで新しいサービスが生まれそうなニュースでした。
楽天モバイルや物流に巨額投資をして2020年12月期決算で1142億円の最終赤字となっていましたが、今回の資金調達で財源が確保できたことになります。
これからもっと楽天モバイルは盛り上がっていきそうですね。
5Gが使える日も早く来るかも?
数年後には衛星を使った通信も計画しているのでますます目が離せませんね。
そんな楽天モバイルはデータ使用量が1G未満は0円となりますので是非一度検討してみてはいかがでしょうか?